【アカビジ】マクロコミュニケーション通信

アカデミックとビジネスの両立を目指す、強くありたい人財を応援するマクロコミュニケーション通信

「アカビジ」な生き方のすすめ

こんにちわ。
ヒューマンキュレーターの松下です。

 

人材エージェントとして、
日々多くのサラリーマンや事業者と出会うなか

 

人や自分自身のこと、
また、世の中と向き合う機会が多いので

 

そのなかで、
気付いたことをシェアできればと思い、
ブログを更新しています。

 

ここから本題↓↓

 

日々溢れかえる情報を
取捨選択して生きなければならない現代日本において

リベラルアーツ(知性・教養)のような「アカデミック」と呼ばれる領域と

ビジネスのように「実学」と呼ばれる領域の

どちらかには精通している人間は多い。

 

だが、
「アカデミック」と「実学」の両方の領域を、
そこそこにこなせる
という大人は、案外に少ないと感じることが多い。


例えば

ビジネスマンであれば
ビジネスだけを学んで語り(ビジネスに関係ないことは学ばなくていい)

研究職はアカデミックに長けていても、経済には疎くていい
といった態度が蔓延しており

まるで「文系」「理系」のように
ステレオタイプに人間を割り切る雰囲気が浸透しているように思う。

だが、

私が転職支援に携わり
実際に日々多くの人と出会うなかでは

「理系」「文系」のように
そう単純に割り切れないところにこそ

人間らしさや、[印象に残る部分=魅力]が宿るものと感じることがよくある。


自分自身、実際に携わった営業経験や
ビジネスミーティングの場でさえ
ビジネス書やビジネスシーンで直に得たもの以上に、

過去に教職課程で学んだことや
日頃読書などで取り入れるリベラルアーツ
(一見、ビジネスとは関わりのないように思える歴史、科学、心理学etc…のような知性・教養とされる知) こそが、
その他のビジネスマンとの競争に生き残るうえで
思いのほか役に立ったという経験があり、


仕事・プライベートともに
味方(ファン)を創り

日々を豊かに生きるうえで、
アカデミックな領域を活かすことこそが
有利な武器になると確信している。


とはいえ、

この世は生きていく以上
経済活動からは逃れられないという性質をもったゲームでもあり

このゲームを生きるうえで
仕事や実業に関するスキルを全く磨かないというのも
ナンセンスな選択である。


誰でも通常、大人になれば
目の前の仕事をこなすスキルを向上させたり

自分の関わる実業の領域を学ぶのは当然必要なことで
おおいにその研鑽に励むべきである。

 

だが、
そこにばかりかまけてリベラルアーツ(知性・教養)のような
人類が数千年かけて学んできた叡智と
繋がりをもつという意識が希薄になってしまうと、

人間としての幅は狭くなり
その人特有の魅力は損なわれていくと感じる。

今風に言えば、
AIでも代替できる存在の筆頭になってしまうだろう。


ビジネスマンの文脈に限ってみても、
実業だけを追いかけ続ける人というのは

皮肉なことに

結果的に実業においても
一定の幅の層からしか信頼は得られないので
(=一定の幅のファンしか創れないので)

長い視点から見れば
パフォーマンスが良いとは評価できないのではないだろうか。


例えば、あなたが
不動産業界の営業マンをやっているとして、

当然ながら
不動産業界に関わる知識や営業マンとして
必要な対人コミュニケーションスキルを最低限学ぶ必要がある。

だが、これだけでは
多くの営業マンが既にこなしていることをしているだけなので

数多の営業マンがしのぎを削る世界で
「人間個人として目立つ」ことは難しい。


極端に言えば、
少しでも長くその業界にいることや
扱っている不動産の条件で、差別化するしかなくなってしまうので
営業経験が浅いうちほど、特に厳しい闘いを続けることになる。

だが、
営業経験も、業界知識も浅い若手の営業マンであったとしても

歴史や科学に見識があることがコメントににじみ出ている、
いちいち教養を感じさせるリアクション、ジョークをいれられる、

といった
実業に一見関係のない文脈では
その他大勢と
差をつけるチャンスが多々、存在する。


そもそも、営業上の会話であっても
全ての話題が実業に関わるものになるということは稀で、

むしろ会話を構成する大半の話題は
他愛のない雑談からはじまっていたり、
業界外の小ネタが絶えず行き交う形になるはずだ。

営業経験がある人なら分かるだろうが、

実業の話題を話すスキル以上に
「実業の話題に聞く耳をもってもらう」までのハードルが最も高いはず。

お客側の視点に立ってみると、
全く業界に関係がないと思われる枠外の分野について聞いても

断る毎に気の利いたコメントが出てくる
ということの積み重ねによって、

「この営業マンは、経験が浅くとも、
頼りになりそうだな、おもしろいやつだ」

と思ったりするものだ。


ビジネスをされている方でも
或いは
プライベートで目立ちたいという方でも

ありふれたその他大勢から抜け出し
日常を精神的な余裕をもって、より豊かに生きるための
ちょっとしたコツとして

リベラルアーツ(知性、教養)+ビジネス(実学)の融合

=アカデミックビジネススタイル

という視点を
日常に取り入れてみることを提案したい。

 

長くなってしまったが、

このブログでは、要するに
私の日頃の出会いや出来事、偉人の著書など、
さまざまなテキストをヒントに取り入れ

アカデミックビジネススタイル
略して「アカビジ」な生き方がどんなものなのか

また、その視点があるとどんなメリットがあるのかを明らかにしていきながら、

仕事、家庭、恋愛、友人…etc
それぞれの関係性のなかで揉まれ、

日々を生きていかなければならない皆さんにとって、
少しでも勝ち目を感じながら闘い続けてもらうための一助になれればと願い
不定期に(なるべくマメに)発信していくつもりである。

 

ブログ著者プロフィールはこちら↓

https://human-curator-p.hatenablog.com/entry/2018/03/08/075416