【アカビジ】マクロコミュニケーション通信

アカデミックとビジネスの両立を目指す、強くありたい人財を応援するマクロコミュニケーション通信

「アカビジ」な解釈【「コミュニケーション力とは」②】

こんにちわ。


ヒューマンキュレーターの松下です。

 

4月になり、さまざまな立場でスタートを切られている方も多いでしょう。

 

人材エージェントとして、

日々多くのサラリーマンや事業者と出会うなか

人や自分自身のこと、


また、世の中と向き合う機会が多いので

そのなかで、


気付いたことをシェアできればと思い、
ブログ発信してます〜。

 

ここから本題↓↓

 

今回は、前回に引き続き、

分かっているようで

 

かなり多義的な意味を発揮する
「コミュニケーション力」という言葉について、改めて考え直す機会としたい。

 

 

「アカビジ」としては、

個々人が曖昧に感じながら使っている
言葉の定義を明確にしない限り

 

「コミュニケーション力」の向上も見込めないのではないかと考えている。

 

この記事の終わりでは

「コミュニケーション力が高いと言われる人全てに共通する定義」をひとつ示せたらと思う。

 

前回の終わりで、

現代の日本語における「コミュニケーション力」とは、

 

もともとの英語における

「communication(コミュニケーション)」がもっていた

「分かち合うこと」や「意思疎通能力」以上の意味を含むようになったはずだと投げかけたので、

 

その続きを述べていきたい。


例えば、現代ではツイッターやブログなどで不特定多数に発信して

 

一部の方たちに影響を与えたり、共感を生じさせる力というのも

 

広義の「コミュニケーション力」と言えると思う。

 

もちろん、この際に、受け手がコメントやリツイートを返すことによって

相互のやりとりが一時的に生じる場合もある。

 

だが、受け手が特に表面的なリアクションを返さないとしても

発信者に共感したり、影響を強く受けているということが多い。

 

こういった場合、

 

「分かち合う」や「意思が疎通している」

 

という双方向性が強い従来型の「コミュニケーション力」の語感とは違う意味を伴っていると思う。

 

また、双方向性が強くない
「コミュニケーション力」の一例として

 

ヒトラーのような多人数に影響を与える技術の高い人物が演説して

 

圧倒的多数を動かすような
扇動や洗脳と言われるような行為も、

 

「分かち合う」とはかけ離れているだろう。

 

それでも、

ここでは広義の意味で双方向性は低いが
他人に影響できるというのも

「コミュニケーション力」の一つだとしておきたい。

 

もちろん、ヒトラーの例は、

良くない方向に「コミュニケーション力」が発揮されている例だが、

 

「ダイナマイトの発明」がノーベル賞の起源になっていることでも示される通り

 

「力」は往々にして、

使う人間次第で良くも悪くも効果を発揮する。

 

だから、極端な例を出せば

 

オレオレ詐欺のように人を騙せるということも

(もちろん「力」の使い方は間違えているとしても)

広義の意味で「コミュニケーション力」を発揮できてしまっていると言えると思う。


こういった極端なケースをも「力」とするには抵抗がある方もいるかと思うが、

 

私としてはむしろ、

 

悪い使い方の「コミュニケーション力」をも
明確に「力」と認めることによってはじめて

 

対処する受け手側としての「コミュニケーション力」も向上し

 

問題を回避できる「力」が磨けると考えている。

 

大学時代に斎藤孝氏は

 

「あなたがあらゆる時間軸、空間軸に飛ばされても、

(例えば、近未来や江戸時代にいきなり飛ばされても)

そこで普遍的に通用するような力」を「コミュニケーション力」としており、

 

この「力」を学生のうちから養うことを推奨されていた。

 

「アカビジ」としても恩師の言葉にヒントを得て

上記に挙げてきた全てのケースに適用できる

「普遍性」のある定義を考えてみた。

 

非常にシンプルな言葉だが、

 

[コミュニケーション力=味方を創る力(技術)]

 

と捉えてみるのはどうだろうか?


この定義であれば、

 

表情やジェスチャーのような非言語を使う
ケースや

 

双方向性が高いやりとりから、

 

演説やブログ発信などの双方向性が低いケースにも適用できると考えている。

 

「アカビジ」としては


このようにありふれて使用されている言葉を

 

よりシンプルで汎用性のある解釈で捉え直すことで

 

詐欺や洗脳ではなく、

 

クリエイティブな方向に

 

「コミュニケーション力」を発揮していく人財が増えていくことを願っている。 

 

 

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https://human-curator-p.hatenablog.com/entry/2018/03/08/075416