【アカビジ】マクロコミュニケーション通信

アカデミックとビジネスの両立を目指す、強くありたい人財を応援するマクロコミュニケーション通信

「アカビジ」なポジショニング② 【「融合術」でアカデミックなジャンルを一つは使う】

こんにちわ。


ヒューマンキュレーターの松下です。

 

人材エージェントとして、
日々多くのサラリーマンや事業者と出会うなか

人や自分自身のこと、


また、世の中と向き合う機会が多いので

そのなかで、


気付いたことをシェアできればと思い、
ブログ発信してます〜。

 

ここから本題↓↓

前回は
「アカビジなポジショニング」を打ち出すうえで、

異なるジャンルの概念を組み合わせる「融合術」という「技」が手っ取り早く使いやすい
と紹介させていただいた。

 

今回はその続き。

 

「融合術」を仕事で活かす場合、

 

自分がもっている専門領域(業界や職種)に
どんなジャンルを組み合わせるか

が重要になるが、

 

私は、アカデミックなジャンル(知性・教養を感じさせる)の言葉を一つは使う

 

ということをお勧めしている。

 

理由として、

過去の記事でもアカデミックの効用について触れてきたが、

集約すると以下のようになる。

 

①今の時代ではアカデミックなジャンルを仕事に取り入れる人材が少ない→ライバルが少なく、目立ちやすい。

 

②アカデミックに精通することは、抽象度の高い視点から物事を見られることを意味する。

→話題を状況や相手に合わせて
ミクロorマクロに調整できる=汎用性が高い。

 

例として、

私がポジショニングに使っている「ヒューマンキュレーター」をあげる。

 

「ヒューマン」は、人材紹介の「Human Resources=人材」からとっているのでシンプルだ。

 

一方、「Curator=キュレーター」は馴染みがない方が多いかもしれない。

 

昨今、日本でも
インターネット上では『Naverまとめ』のように「キュレーションサイト」というスタイルがかなり主流になってきていて、

 

「キュレーター」という立ち位置を取る発信者も増えてきている。

 

「キュレーター」は単純に「キュレーションする人」を指すが

 

そもそも、「キュレーション」も「キュレーター」もあまり意味が分からずに


流布されている感が否めない。


ウィキペディアで調べてみた。

 

キュレーター(英語: curator)とは英語由来の外来語である。英語の元の意味では、博物館(美術館含む)、図書館、公文書館のような資料蓄積型文化施設において、施設の収集する資料に関する鑑定や研究を行い、学術的専門知識をもって業務の管理監督を行う専門職、管理職を指す。

 

このように

もともと実は「キュレーター」は
博物館などで従事する

アカデミックなカラーが強い立ち位置である。

 

日本だともともと「学芸員」という資格があるが

 

こちらはどちらかというと

 

決められた枠の中で、
博物館などを管理する職員さんという受動的な印象が強い。

 

対して、欧米圏における「キュレーター」は、

 

独自の目線の研究から、斬新な切り口で展示会をプロデュースする企画まで

 

幅広い範囲で、

個人の裁量に任されるクリエイティブな仕事の意味合いが強い。

 

そして、
近年ではこの「キュレーター」がインターネット上で広義の意味をもつようになった。

 

今では、

「ウェブ上で情報を集めて編集し、

その人なりの切り口を加えて、

 

相手に分かりやすい言葉で
情報発信する立ち位置」のことも

「キュレーター」と呼ぶようになっている。
(一般的にはブロガーのやっていることが典型としてイメージしやすい)

 

この「キュレーター」が、

インターネットの世界にとどまらず、
対面上のリアルも含めて人材業界に必要になってくるという直観から、

 

私は、人材の「ヒューマン」に組み合わせる言葉として「キュレーター」を採用した。

 

「リサーチャー」などと同様に

「キュレーター」のようなアカデミックなジャンルの言葉は汎用性が高いからであり、

 

「ヒューマンキュレーター」に限らず、

「裁判調停キュレーター」
「旅行コースキュレーター」
「映画キュレーター」
「ファッションキュレーター」
「お洒落バーキュレーター」…のように

 

「キュレーター」のような言葉は
「融合術」で新しいポジショニングを打ち出すには使いやすい。

 

そのほかにも、
アカデミックなジャンルに属する言葉はたくさんあり、


「芸術(アート)」「科学(サイエンス)」「化学ケミストリー)」といった言葉も応用しやすいと思う。

 

次回は、

私が採用している「ヒューマンキュレーター」という概念をもう少し掘り下げて

「アカビジ」なポジショニング」の話を締めくくろうと思う。


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https://human-curator-p.hatenablog.com/entry/2018/03/08/075416